1対2ひとりで精神病の両親と暮らす 日記

精神病の両親との暮らしが始まるのと同時に始めたブログ

2019/4/6土

両親のかかりつけ病院の定期受診。父の様子をこまめに病院へ伝えておいたので、病院に到着するなり相談員さんが近づいてきた。父を強制入院させるつもりで、病院スタッフの方たちが段取りを組んでいたようで、状況を聞かれた。ちなみに今日の父の先生は、新しい主治医ではなく、代理の先生が待っていてくれた。両親宅から病院まで、車中の父は、多弁ではなく眠そうにしていたことと、前回の躁状態に比べるとピークは半分くらいの症状なので、私は入院させるのを迷っていた。私の同意になるから。父の矛先が私に向くだろうから(前回を思うと多少トラウマである)。相談員さんは私が迷っていることを先生に相談しに戻った。その間、母の診察を終え、両親と父の診察を待った。私は父に「もし入院になったらどうする?」と聞いた。父は「入院は嫌だなぁ。もう二度とこりごりだなぁ」といった。そうだよね、だよね。「娘さんちょっとよろしいですか・・・先生より、症状からは入院の必要がありそうだということです。治すには、任意入院では無理があります。娘さんの決断が必要になります。」と背中を押され「・・・・わかりました。・・あのぅ、"診察の結果、入院が必要"という形にできませんか?前回のときの強制入院がトラウマみたいになっていて父が怖いんです。」と伝えると、相談員さんは再度先生に相談しに戻った。「診察のとき、娘さんの口からお父様の症状をいえますか?それならこちらも努力します。」ということで、父は、入院するシナリオになった。

診察室に呼ばれた。両親と3人で入った。私は、月曜日泥酔して倒れて救急車に運ばれた話、昨日薬と通帳がゴミ箱に捨ててあった話、薬を服用していない話、お酒の量が増えた話、妄想の話、総じて疲れている話をした。先生に突っ込まれると父は自ら「支離滅裂なんです、2時間くらいで起きちゃうんです。」などといったのには驚いた。不利な立場になるのに。そこから、父は多弁に。親戚から銀行口座に返済金が振り込まれていない話になり、苛立ち始めた。先生が「頭が混乱して軽妄想状態みたいだから、入院した方がいいです。」といわれると父は「入院はしたくありません、少し考えさせてください。2週間後にまた(母の診察で)来ますから、その時に主治医と話して必要ということでしたら入院しますから。入院させられた方の気持ち分かりますか!?隔離されて!二度とあんなとこに入りたくない!」それでも先生が入院を勧めると、父は「前任の先生にももう一度入院が必要といわれたが、私は断りました。新しい主治医の先生にも申し送っているはずです。新しい主治医と話してみます。」先生は、「じゃあ、新しい主治医が入院が必要といえば入院しますね?」「はい」と父はいってしまった。先生はいなくなり、病棟の看護師さん2名が来た。待っている間、若めの看護師さんが「山路さん、病棟看護師の〇〇です。よろしくお願いします」と父に挨拶してしまった∑(゚Д゚)まだ入院決まってないのに?何で?挨拶する?ヒヤヒヤしたが、父は「よろしくお願いします」となぜか挨拶した。意味不明(・・?) 

先生が新しい主治医を連れてきた!「新しく主治医になる〇〇です。薬飲んでないの!?入院した方がいい、入院!」父は「はい」と思わず返事してしまった。

今回も隔離部屋からのスタートになる。病棟は前回とは異なり、古い病棟だ。見るとそんなに古臭くなかった。明日また、物品を届けに来なければならない。

今日から我が家で母と暮らす。両親宅から我が家へ母と移動中、母が「○子ちゃん、こんなことさせて○子ちゃんには悪いと思ってるんだよ・・」と突然呟いた。母にとって"こんなこと"とは父を強制入院させたこと?なのか、母を引き取ったこと?なのかはよくわからないがそんな思いがあるとは、想定外で刺さった。

 #双極性障害 #躁鬱病